日本周辺の国々から聞こえてくる雑音、はたまた日本国内から聞こえてくる異音、そんなものについてです。
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宮崎口蹄疫問題終息と、自衛隊
ようやく宮崎県での口蹄疫問題が終息しました。
宮崎県住民の皆さん、それと関係諸機関で口蹄疫撲滅に尽力してくださった皆さん、本当にお疲れ様でした。

各地で猛暑日が続き、熱中症でお亡くなりになられる方が毎日報道されるようなこの時期に防護服を脱ぐことができるようになって、本当に良かったと思います。もし、口蹄疫問題が長引くようであれば、熱中症で死亡などという二次災害も考えられたでしょう。なんとか、おさまってくれてよかったです。

でも、本来の意味での今回の口蹄疫問題はこれからが山場です。発生源の特定からその感染経路の調査、発見から初動までの対応の遅さなどなど、きちんと原因を究明し二度とこのような悲劇を生まないように努める必要があります。マスコミには「口蹄疫終息宣言が出されました。よかったですね。」などの報告報道だけでなく、その原因に切り込んでいくジャーナリスト魂を見せてもらいたいものです。

そんな中、産経新聞から下記のような記事が配信されましたのでご紹介します。

あまり報道されていませんでしたが、やっぱり自衛隊が頑張ってくれていたのですね。
人命を救うという通常の災害救助派遣と違い、人ではないといえ動物たちの死骸を扱う作業ですから、精神的にも肉体的にも過酷なものだったと思います。しかも、今回はウィルスの拡散を抑えるため県外からの応援がなく、県内の部隊のみで対応したとのこと。本当に頭が下がります。

第43普通科連隊の皆さん、お疲れ様でした。


 
口蹄疫 連隊長が語る知られざる自衛隊の苦闘
7月30日20時42分配信 産経新聞


4月20日の発生確認から99日で非常事態宣言が全面解除された宮崎県の口蹄疫。県内の自衛隊は77日間にわたり家畜の殺処分などの作業に従事した。その数は延べ1万9187人。川南町を中心に活動した陸上自衛隊第43普通科連隊(都城市)の九鬼(くき)東一連隊長(47)に、作業の様子や課題を聞いた。(聞き手 小路克明)


 --殺処分作業の様子は

 「農場に県、町の職員が先遣隊として入ったあと、獣医師や自衛隊員が作業にあたった。牛500頭程度の農家で、先遣隊派遣から作業終了まで3日から1週間。農場主は、じっと作業を見つめる人も、われわれと一緒に作業する人もいた。全く姿を見せない人もいた。改めてお悔やみを申し上げたい」

 --自衛隊の役割は

 「法律上、獣医師にしかできない殺処分以外は、ほぼすべてやった。埋却用の穴掘りや死んだ家畜の運搬、処分場への家畜の追い込みなど」

 --隊員の生活は

 「作業は午前8時半から午後5時ごろまで。休憩や食事は、農場内で防護服を着たまま。暑いが、農場を一度出ると体の消毒をやり直すので、作業効率を考えれば農場内のほうがいい。終了後に体育館に戻ると、体を消毒してマットを敷いて雑魚寝。この生活を3~6日交代で送った」

 --過酷な環境。隊員の体調管理は

 「やはり心理面のケア。処分の間、豚は鳴きっぱなし。この声が『耳に残る』という隊員もいた。消毒用の消石灰で、目や腕の皮膚に炎症を起こすケースも。それで、防護服の袖口と足首部分をテープで封じたが、暑さは増した」

 --特に注意した点は

 「ウイルスを現場から持ち出さないこと。駐屯地のある都城市は日本有数の畜産王国なので、交代に際しても消毒を繰り返した。周辺県から部隊を呼び寄せるのが災害派遣のあり方だが、蔓延(まんえん)防止の観点から、県内の部隊のみでやった」

 --作業の問題点は

 「一番は経験がないこと。地震や風水害には、自治体も頻繁に防災訓練をしており、行動イメージもできている。ところが、口蹄疫はイメージがわかない。さらに発生農場が次々と増え、追いつかなかった」

 --防疫作業の特異性は

 「天災での災害派遣と異なり、救助ではなく殺すための現場だった。ただ、作業にあたった人はみな、『大きな意味での国民の生命・財産を守るために』との思いだった」

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テーマ:時事 - ジャンル:政治・経済

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